歴史教科書への疑問
―若手国会議員による歴史教科諸問題の総括―
日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会 編



四六上製  518頁
定価:2000円+税

平成9年12月23日発行


ISBN4−88656−144−6
CO036

日本人の歴史認識はいかにあるべきか

教科書の検定・採択の問題など揺れに揺れた歴史教科書問題の決定版。マスコミ未公開の真相を明かす。
はじめに(中川昭一)
1、検定教科書の現状と問題点(高橋史朗、遠藤昭雄、高塩至)
2、教科書作成の問題点と採択の現状について(高塩至、丁子淳、漆原利男、長谷川潤)
3、いわゆる従軍慰安婦問題とその経緯(平林博、虎島和夫、武部勤、西岡力、東良信)
4、「慰安婦記述」をめぐって(吉見義明、藤岡信勝)
5、日韓両国にとっての真のパートナー・シップとは何か(呉善花)
6、河野官房長官談話に至る背景(石原信雄)
7、歴史教科書はいかに書かれるべきか(坂本多加雄)
8、我が国の戦後処理と慰安婦問題(鶴岡公二)
9、なぜ「官房長官談話」を発表したか(河野洋平)

慰安婦・教科書問題―若手議員は発言する(五十音順)
安倍晋三、石崎岳、江口一雄、衛藤晟一、大野松茂、奥山茂彦、小野晋也、狩野安、熊谷市雄、小山孝雄、坂井隆一、阪上善秀、桜井郁三、白見庄三郎、下村博文、菅義偉、砂田圭佑、高市早苗、田中和徳、中川昭一、中山成彬、能勢和子、平沢勝栄、森田健作、八代英太、山口泰明、吉田六左ェ門、渡辺博道
《著者略歴》
 日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会
平成9年2月27日、中学校歴史教科書に従軍慰安婦の記述が載ることに疑問をもつ戦後世代を中心とした若手議員が集まり、日本の前途について考え、かつ、健全な青少年育成のため、歴史教育のあり方について真剣に研究・検討すると共に国民的議論を起こし、行動することを目的として設立。様々な立場の方々を講師に招いて勉強会を重ね、また、臨時、総会を開催している。代表・中川昭一、座長・白見庄三郎、幹事長・衛藤晟一、事務局長・安倍晋三。衆議院84名、参議院23名。