祖父母たちの大東亜戦争


科野文洋 著

四六並製  340頁
定価:2000円+税

平成16年9月29日発行


ISBN4−88656−252−3
CO021


「著者は、多くの資料を駆使して、白色人種たちの有色人種への植民地政策の侵攻を具に伝え、わが国を守るために、朝鮮半島、満洲の安定が如何に大事か、それを犯さんとする国には断乎たちあがらざるを得なかった背景を、心にくいまでに描き出している」「この本は迷えるわが国の若者に進むべき方向を啓示してくれるに違いない」

アサヒビール株式会社名誉顧問 中條高徳

 大正生まれ、戦前に育った私の祖父、祖母は実に誇りある歴史を有している。その子供のころは貧しく、そして成したことは大きい。世界史的に見れば、人種差別の不条理な鎖を解くという多大な貢献をしたのであった。私が貧しさを知らないように、今後日本人の殆どは貧しさを知らずに人生を送るであろう。そんな私の子や孫に私達は私達の祖父、祖母が、貧しくもいかに誠実に生き、いかに努力し、いかに大きなことをしたか、日本人として伝えてゆかねばならないのである。
 祖父よ祖母よありがとう。

(著者「あとがきに代えて」より)


戦後教育の迷妄から目覚めた二十六歳の青年が、
先人の汚名を晴らさんと挑んだ「日本の正しい歴史」。

若者よ歴史に学べ(中條高徳)
まえがき
はじめに
第一章 戦前日本の教育と精神
第二章 誇りある日本の歴史
 第一節 欧州人によって引き起こされた世界異変
 第二節 日本の防衛
 第三節 日清戦争―朝鮮は独立国か属国か
 第四節 日露戦争―挙国一致の防衛戦
 第五節 日本植民地経営の精神
 第六節 アメリカ合衆国
 第七節 日本の確執―第一次世界大戦からワシントン会議
 第八節 支那大陸の様相
 第九節 日本、満鉄、満洲国
 第十節 支那事変はなぜ起きたか
 第十一節 支那事変の真相
 第十二節 支那事変から大東亜戦争へ
第三章 祖国を離れて
第四章 大東亜戦争のもう一つの意義
そして平成へ―あとがきに代えて 
《著者略歴》
 科野 文洋(しなの ふみひろ)
昭和五十三年、長野県生まれ。地元高校に在学中に学問の意義に迷い、大学受験に失敗。紆余曲折を経て、県内に就職。仕事の傍ら、大学において学びたかった日本史及び日本精神の研究をして過ごす。